【PS2】THE メイド服と機関銃
買おうか買おうと思ってうだうだしていたんですが、ようやっと買ってプレイしてみたのでせっかくなので感想を。
タイトルセンスは秀逸なこの作品。かのドラマ「セーラ服と機関銃」を意識していることはあきらか。っていうか、最後のボスを倒したときに主人公のユウキが「かいかん…」とか言ってるし…
エンディングまでは2時間もあればいける。クリアだけを目指すなら初回プレイでも銃を乱射していけばいいので割合簡単。クリアするだけだとこのゲーム全く面白くない。初回プレイではつまらんと思ったんですが、回避攻撃ができるようになるとおもしろくなるという下馬評をあてにして回避攻撃がなんとかできるように。タイミングつかむまではたいへんだった。で、面白くなったかといえば…まあ、多少はおもしろくなった。飛躍的ってほどじゃないけど。
いろいろと武器を手に入れるのに高評価をそれぞれの面でとらないといけないんだけど、回避攻撃ができないとどうしようもない。っていうか回避攻撃のみでクリアするくらいの勢いでないと高評価とれない。よって、刀攻撃とかいろいろあるんだけど結局は回避攻撃だけになってしまう。
他に多くの人が言っているように、セーラ服と"機関銃"なのに機関銃が好き勝手に撃てないのはいかがなものか。いや、玉数制限はあるものの撃とうと思えば撃てるんだけど、それをすると評価画面で「ダメだこりゃ」といわれたりして何かな〜って感じ。
グラフィックはPS並で廉価を売りのひとつにするだけに仕方ないかと思うが、もう少しシステムやステージとか練りこんでいれば名作になったかもしれないゲーム。それだけにちょっと惜しい作品かも。2000円という価格だが、回避攻撃できないと2000円でも高い。が、回避攻撃ができるようになるとちょっとおもしろくなるので2000円は適価。たまにとりだして遊んでみてもよいかな、と思う。興味ある人とは買ってみても損はないと思う。安いし。メイドスタイルは遊び要素としてはあってもよいとはおもうけど、それを評価にとりいれるというのは不要だったんじゃ…高評価を取るのは難しくはないが、面倒。
ところで、敵役のラウラだが、設定によるとツンデレとのこと。しか〜し、よくよく考えると、ラウラをつくったご主人でありボスであるジェラルドに対してはデレ、ラウラの敵であるユウキたちに対してはツンという、敵としてはしごく当たり前の感情表現。同一人物に対してツンとデレが共存するのがツンデレなので、
ツンデレじゃないジャン…ツンデレの例としては「ゼロの使い魔」のルイズあたりが代表例か。
恋と冒険のファンタジック・ラブ・コメディ!メディアファクトリー ゼロの使い魔 Vol.1
あと、クリアしたり高評価取ったりで出現する新コスチュームだが、制作スタッフは
わかってね〜、わかってね〜よ。はじめからのメイド服含めて合計4種類出るんだけど、3番目に出るピンクのロリっぽい服はよいとしよう。が、2番目と4番目はいま一歩。いや、ないよりはあったほうがいいんだけど、明治といえば羽織袴の女学生服でしょう。これを期待していたのに…
そこ!キショイとか言わないで…
あっ、このゲーム、一回クリアするとEXモードというのがでてストーリーとか各ステージの導入部分とかが多少変わります。エンディングも。なので、2周はやったほうがいいかも。っていうか、2周目のがホントのエンディング?
これからやる人もいるかもしれないので、回避攻撃のこつみたいなのを書いておくと、敵の前でメイドスタイルとかやるなり、つったったままボーとするなりで敵の攻撃を誘いつつ、回避ボタンの三角をひたすら連打。回避攻撃が発動したら、銃の発射ボタンである四角ボタンを押しっぱなしにして、回避用の三角ボタンをタイミングよくみたいな感じ?タイミングつかむまでがちょっとたいへん。
シンプルシリーズにしては珍しく攻略本なんかでてるんですが、下手すりゃゲーム本体より高いこの本、買う人いるのかな?
Theメイド服と機関銃コンプリートワークス