功名が辻 (前編)
今年も数回で見なくなるんだろうな〜と思っていたけど、見続けています。
キャストも見慣れてけっこうおもしろくなってきました。
城持ちになるのはいつなんでしょうね。
今日は比叡山焼討ちのことが題材でした。比叡山だけじゃなくて信長は畿内の寺社仏閣を焼きまくったらしいですね。光秀とかは仏閣を焼討ちすることに苦悩を感じていたようです。
が、当時の僧侶は武装はするわ、女遊びはするわで堕落しきっていたのは事実らしいので信長のとった行動は別に非難するほどのこともないな〜と思ったり。
武家や公家の多くは寺社仏閣を信奉していて攻撃することに躊躇いを感じていたんでしょうが、一般大衆はどうだったか?
これが、意外にも信長が寺社仏閣を焼いてくれてばんざ〜い、と喜んだらしいです。というのも、当時の寺社仏閣は領地を持っていて農民とかから税を搾取していたから。農民なんかの一般大衆には寺社仏閣といえど搾取者に過ぎなかったわけです。
話が現代に戻ります。
寺社仏閣で思い出したんですが、近所の神社がよく寄進を集めにきたりますよね?すんでるところによっては町内会が集めたりすることもあるらしいです。
なんで集めるんだ?と聞いても「昔からの習慣だから」とかいうわけのわからない答えがかえってくるのが落ちです…
この習慣って、そんなに昔からあるものじゃありません。明治政府が大政奉還で実権を握って天皇を権威づけるためにはじめたものです。なので習慣としては明治からなのでそんなに昔でもないですね。
ず〜っと幕府の支配が続いていたので、近畿の人はともかく東北などの地方の人にとっては「天皇?なにそれ?食べ物?」って感じだったそうです。で、明治政府が天皇の権威づけとして神社への崇拝を要求したってことらしいです。
というのも、天皇のご先祖(皇祖神)は伊勢神宮に祭られている天照大神。で、全国の神社に祭られている氏神を束ねているのが天照大神というわけです。
なので、神社への寄進=天皇崇拝ということになっちゃいます。意識している人がどれくらいいるかは分かりませんが…
こういうことを知っている人って意外に少ないらしくて、極左の人がせっせと神社に寄進をしていたりする変な光景がみられたりします。上記のような歴史があるので天皇制に反対な人は氏神をまつった神社へ寄進すべきじゃないですよね。
神社と神々知れば知るほど