最近よく聞く言葉に…
「地球を守ろう!」、「自然を守ろう!」
っていうのがあります。
本とかでも当たり前のようにでてくるし、そう言う人も多いし、テレビなんかでも普通に使われています。紙媒体を使って森林資源保護を訴える
なんかの本に書かれていた。うまいこというな〜的な矛盾を気にもしないで、右を向いても左を向いてもそういうことを叫んでいる人を見かけるわけです。
でも、聞くたびに思うことが…
「守る」ってことはその対象や相手を自分よりも下位の存在としてみなしているわけで、つまりは、「守ろう」っていう言葉の裏に、
「
人間様は地球環境や自然よりも上位の存在である。だから、人間様には地球環境や自然環境を好き勝手にする権利があり、破壊するのも維持するのも自由自在。よって、地球や自然は人間様が保護してやらなければダメになってしまう。」
という意識があるのではないかと。あるいは、そのような意識を助長したり。
もちろん、そんなことはなくて、人間も自然の一部であるからには、人間も自然そのものといえるわけです。両者は対等、人によっては、人間の方が自然よりも下位の存在だと言うかもしれません。
仮に現在の地球環境が破壊されたとしても、それで困り、滅びるのは今の環境に適応した現生人類やその他の動物であって、「自然」自体はけっして滅びることはないわけです。
環境破壊で人類が滅びた後には、その環境に適応した新しい生態系が築かれるだけの話です。
過去を振り返ると、巨大隕石が衝突したり、全球凍結といって地球全体が凍りついたり
ホントかウソかはしらないけど…、といったことがあっても生命自体はしつこく生き残ってきました。宇宙空間でも生きられる生物や岩盤の地下深くに生きる生物なんかも実際に確認されていて、地球表面がめちゃくちゃになったとしても、それらの生物が生き延び新しい環境で進化を始めるわけです。
ってなことをつらつらと考えるに、
人間至上主義的な「地球を守ろう!」という言葉というかキャッチコピーは変えたほうがいいのではないだろうか?
「地球と共存しよう!」、「自然と共存しよう!」
共存という言葉が難しいお子様向けには、
「地球と仲良く!」、「自然と仲良く!」
とか。これなら自然と人間は対等だし。
不都合な真実