評価:
J.K.Rowling
Arthur A. Levine Books
(2007-07-21)
Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(US)。
ハリー・ポッターシリーズ7巻だが、ようやく読み終わる。途中、半月ほど読まなかったり、一日10ページほどしか進まなかったりで、ちょっと時間がかかってしまった。こないだの3連休で一気に読み進める。
そもそも760ページもあって、えらく長い。そのわりにはあんまり内容がない気が…
シリーズ最終巻なので、当然ながらヴォルデモートが倒されます。
あんまり書くとネタバレになっちゃうけど、前巻で伏線が張られていたように、Horcruxes(日本語版ではなんと訳しているのか知らない)を探す旅にでかけて、それらをぶち壊してまわり、最終的にはヴォルデモートと決戦という流れ。まあ、ある意味で意外性のない展開ではありますな。大方の流れは大体読まなくてもわかるんじゃないでしょうか。あと、伝説の魔法アイテムもからんできて、重要な役割を果たしたりします。
その過程でロンが「こんなことやってられるか、ボケ!」と飛び出したり、○○と○○の結婚式があったり、○○と○○の間に子供が生まれたり、銀行強盗をしたり…といろいろとあるわけです。
最終巻なので、当然今まで張られていた伏線の謎も解明されて、ダンブルドア校長の過去が明らかになったり、スネイプの過去と敵だったのか味方だったのかがはっきりします。スネイプ、子供のころは
ストーカーしたり○○のあとを尾行したりしてちょっと暗いぞ!(笑)
なにやら多くの登場人物が死ぬとかで話題になっていたそうですが、前半ではあの動物が死ぬくらいであんまり死者はいません。が、人間ではない○○がハリーたちの身代わりとなって死んで、最終決戦に突入したとたんにばたばたと死んでいきます。
最終決戦は今までにでてきた登場人物が、(死んでいなくなったりしていなければ)ほぼ登場するという敵味方いりみだれての総力戦。ハリーとちょっとかかわりの深いあの人とか、あの人とかがお亡くなりに…子供が生まれたばかりなのにちょっとひどくね?
予想に反して、三人組はちゃっかり生き残ったりします。
マルフォイ一家は今回、割合ひどい目にあうのですが、まあ、マルフォイも結局は脅されていたということで、損な役回りだったのでしょう。
意外だったのがネビル・ロングボトムの大活躍。影が薄かったのに、重要なところで意外な大活躍。終わりに19年後のことがかかれているんですが、なんとホグワルツの教授さんになるという。
ハリーさんは最期はキチンとヴォルデモートと向き合って決闘をするんですが、決着はわりあいあっさりついちゃいます。半ページほど、ひと段落であっさりと…あっさりすぎではないかと…しかし、invisible cloakに隠れてこそこそ移動したり、相変わらずヒーローっぽくないハリー氏。最後は死んだフリでだまし討ちをするのかと思いましたよ。騎士道精神を重んじる英国らしくないな〜と思ったんですが、最期はやっぱり決闘することになりました。
さっきも書きましたが、最後には19年後のことがかかれています。その中で○○と○○、○○と○○が結ばれて子供ができているんですが、Albusとか、Jamesとか、身近な人にちなんで名前をつけるのはいかにも英国らしいですね。私はてっきりハリーとハーマイオニーが結ばれるのかと思っていましたが、違っていましたよ。ハリーが結局どんな職業についたのかはわからずじまい。
最終巻だけあっていろいろな謎が解明されるのはいいけど、あんまり意外性のない展開だったな〜というのが本音。まあ、それなりにおもしろくはあります。ちょっと長いけど…既刊を読んできた人はやっぱり読んどかないと気持ち悪いと思います。
英語ですが、長いし、いちおう文学作品なのではじめての洋書と言う人にはちょっとしんどいかも。日本語版の発売前に内容がわかるので、周りに自慢したい人は読んでみてはどうでしょうか?(笑)日本語版よりも安いので、価格面でもメリットがあります。というか、原書の倍くらいと日本語版は高すぎです。
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